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再生医療

2020/04/20
ヒト骨髄由来MAPC製剤、コロナ治験に

MAPC(Multipotent Adult Progenitor cells)は骨髄由来の細胞で、骨髄由来間葉系幹細胞(MSC:mesenchymal stromal cells)と異なるとされている細胞です。

https://www.nature.com/articles/nature00870

https://www.bbmt.org/article/S1083-8791(05)01130-4/fulltext

 

MAPCとMSCはとても似通った性質があり、ともに幹細胞の定義を満たし、多能性(いろいろな細胞に分化する能力)があり、自己複製能が高く、免疫システムを刺激しません。しかし、培養に際して用いる増殖因子や細胞の表面抗原が異なるとされており、詳細については下記の論文に分かりやすくまとめてあります↓

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fimmu.2019.01952/full

 

MSCは1960年代から研究され、数多くの基礎研究と臨床研究が実施されています。一方、MAPCは2001年に初めて報告されていますのでMSCほど多くのデータはありません。両者の性質が非常に似通っていることと、実際上は培養方法もかなり近く、表面抗原を調べてまで両者を区別することはしないため、昨今行われてい幹細胞研究および臨床研究の中で、MAPCの一部もしくはかなりの部分はMSCとして扱われている可能性があります。

 

このMAPCが新型コロナウィルス感染によるARDSに有効であるか臨床試験が行われています。

https://www.athersys.com/clinical-trials/ards/default.aspx

MAPCについてはアメリカの企業がライセンスを保有していますが、日本でも4月から治験がはじまります。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57987760T10C20A4TJ1000/

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