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再生医療

2024/04/30
TOPs細胞®と美容医療の併用について

こんにちは、アヴェニューセルクリニック院長の井上啓太(いのうえけいた)です。

今回はTOPs細胞®と美容医療の併用についてお話させていただきます。

 

TOPs細胞®は、肌の再生医療として比較的新しい治療法です。

よく聞かれる質問としては、他の美容治療と併用していいですか?細胞治療から何日空けたら美容施術を受けてもいいですか?という質問が多いのでお話させていただきます。

 

TOPs細胞®の特徴

 

脂肪由来幹細胞のTOPs細胞®の特徴としては、皮膚の浅いところに打っていきます。

だいたい0.2〜0.4mmで深くても0.6mmくらいのところに、機械を使って打ちます。

治療対象としては小ジワ・くすみ・乾燥で表面の質感や見かけを改善していく治療法になります。

 

幹細胞の治療の深さ.png

 

機械の特徴はこちらのブログをご覧ください。

TOPs細胞®︎の顔への注射

 

他の美容治療と併用していいですか?という質問について

 

TOPs細胞®の注射の深さよりも深いところを対象にした治療を行うと、より良い総合的な美容効果が得られるというふうに考えています。

例えばアヴェニュークリニックでは、タイタンウルトラフォーマーといったような治療器があります。

 

タイタン

⇒非常に痛みが少なく即時性の高い赤外線治療器。

 真皮の深部に熱を加えることでコラーゲンを増生したるみやシワを改善させる治療法です。

 

タイタン.png

 

ウルトラフォーマー

⇒高密度焦点式超音波治療法を用いた医療用HIFUのたるみ治療器。

 高エネルギー超音波を一点に集めて照射部位を瞬間的に加熱します。

 

ウルトラフォーマー.png

 

 

これらはたるみを取るための治療器で、皮膚の深さでいうとだいたい2〜3mmのところに効果的です。

なので幹細胞を1mm以内に注射して、たるみ取りのレーザー等の効果を2〜3mmの深さに効かせることで、より総合的に治療ができると考えています。

 

 

 

 

その他併用する治療を紹介

 

皆さん「シワが気になる」とおっしゃってご来院されますが、シワにも浅いシワと深いシワの二種類があります。

例えば、深いシワというのはほうれい線です。

ほうれい線.png

 

明らかに目立つ深いシワには、ヒアルロン酸やコラーゲンなどボリュームを持ったフィラーを入れるのが効果的です。

眉間のシワや目尻のシワなどのハッキリと刻まれるようなシワに関しては、割とボリュームを持って修正しなければいけません。

幹細胞はボリュームは出せないのですが、細胞の再生など治療効果が見込めるのでくすみや乾燥などに最適です。

 

 

また、目尻や眉間などにある動きによってできるシワというのもあります。

目尻のしわ.png

こちらにはボトックス(ボツリヌス注射)などを併用していきます。

 

 

併用する際に一部の併用治療でレーザーや高周波は皮膚に熱が加わり。

幹細胞を注射して治療器で熱を加えて幹細胞は大丈夫なのか?と思われるかもしれません。

その様な場合は先にレーザーや高周波を行い、お肌を冷やしてから幹細胞を注入すれば問題ありません。

 

レーザーと高周波.png

処置の順番を注意していただければ同じ日でも可能です。

この様に一人一人に合わせて、より効果の高い治療法を提案していきます。

他にも質問がありましたら、ぜひ当院までお気軽にお問い合わせください。

 

こちらの内容は動画でもご覧いただけます。

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