開業の合間に学会出席するのは少し大変です。クリニックを閉じなくてはならないので。特にいまはクリニックオープン時期に重なるため、どうしようかと迷うところです。
そんな中、今週金沢で開催されたのが日韓形成外科学会です。少し遠いため参加するか迷ったのですが、国際学会ですし、パネリストをやらせて頂くということで有難くお引き受けすることにしました。
発表内容はマイクロサージャリーの合併症が術前の血液検査により予測できるというものです。指導していた大学院生を筆頭著者として、先日国際医学雑誌に投稿したばかりの内容です。一見地味な内容ですが、壇上でのDiscussionで恩師である座長の中塚貴志教授(埼玉医科大学)とDr. Dae Hyun Lew教授(Yonsei University)から将来のあたらしい創傷治療への発展性を示唆され、一定の評価を頂けたと思います。はるばる金沢まで来て発表した甲斐がありました。
同じパネリストの櫻庭実先生(国立がんセンター部長)、Dr. Ki (Inha University教授)、Dr. Choi(Seoul Asan Medical Center教授)の最新のマイクロサージャリー関連のご発表も、とても興味深く拝聴しました。
発表後は、韓国の先生方と情報交換をする絶好の機会、通常なら懇親会に出席するところですが、今回に限っては帰らなくてはなりません。この天気最高の週末に金沢-東京日帰りを果たしたのはたぶん自分だけではないかと思いましたが、クリニックが忙しくなってきたため仕方ないですね、、。駅でノドクロ丼をかっこんで、後ろ髪を引かれる思いで新幹線に飛び乗りました。
⇒ 忙しくてゆっくりご飯も食べられない!?
当院では日頃お忙しいリンパ浮腫の患者様のために、「日帰りのリンパ管静脈吻合術」に力を入れています。詳しくは手術のページをご覧下さい。