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リンパ浮腫

2021/12/09
【Drもとい連載コラム】23. 治水工事

だいぶ寒い日が多くなってきました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

リンパ浮腫はリンパ液の「流れ」が問題となった状態で、体内の「流れを治す」ことが手術で一般化してきたリンパ管静脈吻合術です。このリンパ流路の問題をわかりやすく伝えるときに、しばしば川に例えて説明します。流れが堰き止められて、洪水のような状態になっているのがリンパ浮腫です、といった具合です。

 

今日はこれまでの歴史の中で行われてきた「流れを直す」工事、治水工事にヒントを求めて簡単にまとめてみました。

 

大きく3つのタイプがあるようです。

・流路を変更する方法:側副路を作る、湾曲が強いところを直線的な流路に変更する、ポンプなどを用いて他の川に流す。

・漏れ出る量や被害を減らす方法:川縁に堤防を作る、溢れた洪水を一時的にためる池を作る。

・流量を増やす方法:川幅を広げる、川底を掘り下げる。

 

当然といえばそうなのですが、それぞれの工事にあたって流量の目標値を定めているそうです。リンパの治療の発想になかったなと、改めて勉強になりました。

 

古代中国は春秋時代に斉国の宰相であった管仲(-紀元前645年)は、「善く国を治める者は、必ずまず水を治める」と治水工事の重要性を強調したと言われています。衣食足りて礼節を知る、で有名な法家の政治家です。漫画や映画で有名になったキングダムの前の時代で、孔子よりもさらに100年くらい前ですね。かなり昔です。日本は弥生時代!

私としては、リンパ流を治して、善く患者さまの元気にお力添えしたいと思うこの頃です。

 

ではまた!

(加藤基)

 

参考資料

 

国土交通省近畿地方整備局 豊岡河川国道事務所 まるやまがわキッズ

https://www.kkr.mlit.go.jp/toyooka/kids/tisui.html

 

管仲 wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%A1%E4%BB%B2

 

 

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