アヴェニューセルクリニックでは最先端の再生医療、足のむくみの日帰り治療を受けることができます

再生医療関節治療
細胞加工施設届出済 第二種再生医療等提供計画提出済

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アヴェニューセルクリニックは第二種再生医療等提供計画番号を取得しています。

当院は再生医療等安全性確保法のもと、ご自身の幹細胞を用いて細胞治療を行うクリニックです。

変形性膝関節症の治療法

今まで、変形性関節症に対する治療法は大きく分けて3種類ありました。

保存療法

保存療法では、痛みを軽減するための治療を行います。具体的には以下のような治療法があります。

  • 飲み薬(NSAIDs)
  • 湿布(温湿布、冷湿布)
  • ヒアルロン酸関節内注射
  • ステロイド注射
  • リハビリテーション(物理療法)

 飲み薬や湿布では炎症を抑えることで痛みを軽くします。炎症を抑えることで、関節が硬くなることを予防する効果もあります。ヒアルロン酸関節内注射では、軟骨の細胞に働きかけ軟骨を保護します。ごく僅かですが、ダメージを修復する効果もあります。ステロイド注射では炎症を強力に抑えます。ただし、何度も行うと軟骨や骨、靭帯などにダメージを起こすことがあるため、頻回に行うことは推奨されていません。リハビリテーションの範疇である物理療法では、機械や道具を使って痛みを緩和していきます。体を動かしやすくすることで痛みを軽減する方法もあります。
 これらの治療法は、いわゆる対症療法と呼ばれる治療のため、根本的な解決は期待できません。

手術療法

手術療法では、以下が代表的な治療法になります。

  • 人工関節置換術
  • 骨切り術

手術療法では、人工関節置換術、骨切り術などが代表的な治療法になります。人工関節置換術では損傷を受けた場所を全て人工物(金属やプラスチック)で置き換えます。人工関節置換術は変形が強く、痛みが強い方にとって、とても有効な治療法です。ただし、以下のような弱点もあります。

  • 人工物のため耐用年数がある
  • 入院期間が3週間程度
  • 感染症に弱い(風邪、虫歯、胃潰瘍などから菌が入ることもある)
  • 元に戻すことができない
  • 痛みが取れない可能性が20%程度ある(手術が成功しても)

補完代替療法

補完代替療法では、西洋医学的なアプローチではなく、全人的アプローチをとることで、症状の緩和を目指します。
具体的には以下のような治療法があります。

  • 鍼灸
  • 按摩・マッサージ
  • 柔道整復(接骨、整骨)
  • カイロプラクティック
  • ピラティスなど

これらの治療が著効する方もいらっしゃいます。ただし、治療担当者との相性などにより効果が一定にならないこともあります。

痛みを緩和するか、大きな手術をするか

これら既存の治療法だけでは、「痛みを緩和するか、大きな手術をするか」という二者択一を迫られることが多い状況です。そのため、手術を受けたくない方や手術を受けることができない方は、痛みを我慢して生活するしか方法がありませんでした。

そこに新たに加わった治療が、幹細胞治療などの再生医療になります。
再生医療では、今まで治らなかった病気を治せる可能性が出てきています。
幹細胞には細胞自体に高い能力があるため、幹細胞を活用することで今まで治らなかった病気を治せる可能性が出てきたのです。
身体の中には元々、たくさんの幹細胞が存在します。
自分自身が持っている幹細胞の数を増やし、能力を最大限引き出すことで、治りにくかった変形性関節症の治療を試みる方法が、当院で行っている幹細胞治療になります。

再生医療とは

再生医療は人工的に組織や細胞を作り、今まで治りにくかった病気の治療を行う医療で、1997年頃から本格的に研究が始まったと言われています。
再生医療で活躍する細胞として「幹細胞」があります。
幹細胞には人工的に作られたもの(ES細胞、iPS細胞など)と、元々体の中にあるもの(間葉系幹細胞、造血幹細胞など)があります。
再生医療が研究され始めた当初は「人工的に作った組織を移植して治療を行う」という「移植医療」としての意味合いが強かったのですが、近年、幹細胞が元々持っている能力を活用する治療法に注目が集まっています。
幹細胞の持つ「パラクライン効果」や「エンドクライン効果」を活用した治療法です。
幹細胞からは、細胞増殖や細胞活性を向上させる物質(成長因子やサイトカインなど)が沢山出てきます。
それらの物質は、ダメージを受けた組織の修復を促進したり、細胞の活動を活発にしたりします。
この効果を使って行う新しい治療法が幹細胞治療になります。