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下肢静脈瘤

2016/09/21
膝裏の血管が浮き出る「下肢静脈瘤」の原因と治療法

特に女性で足の毛細血管が見える原因とは?

患者様の中に膝裏に浮き出た青い血管を気にされる女性が多くいらっしゃいます。膝裏やふくらはぎが、痛くもなく、ぶつけていないのに、身に覚えのないあざ(内出血)のように見えます。下肢静脈瘤の初期症状の写真は以下のようなものです。症状で言えば、膝裏伸ばすと痛いとか、膝の裏が痛いので正座ができないなどでしょうか。

 

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膝裏の血管が青く浮き出る原因と治し方

膝裏の血管が目立つ原因

原因は、皮下の浅い部位にある静脈の血液が停滞し、鬱滞(うったい)して拡張してしまう「下肢静脈瘤」が原因です。
実は、この下肢静脈瘤は、加齢に伴う症状で、自然に収まる症状ではないのですので、特に見た目の印象を意識される方には治療をお勧めしています。
 

膝裏の青い血管が浮き出た症状の治し方

このような症状は、血管を固める薬剤(硬化剤)の注入(硬化療法)で治療するのが一般的です。当クリニックでの下肢静脈瘤外来(保険診療)についてはこちらをご覧ください。硬化療法は治療時間も短時間で済みますし、痛みも少ないというメリットがありますが、デメリットは約1/4程度の方に3ヶ月から最長で1年程度続く頑固な色素沈着が出現することです。

 

色素沈着を防ぐ治療法

青い血管が気になるのに、茶色い血管になってしまったのでは意味がありません。当院では硬化剤を使用せずにマイクロサージェリー(非常に微細な組織に対して顕微鏡を用いて行う手術)で静脈を除去する治療法をおこなっています。この方法では色素沈着を殆ど起こさないので、色素沈着がとくに心配な方はご相談ください
 
 
<記事更新:2024年9月6日>